20/21プレミアリーグ開幕に向けての雑感
さて、プレミアリーグが開幕します。例年より約一ヶ月遅れたわけですが、今年もプレミアリーグは面白くなりそうです。
色々思うことがあるので私の雑感をちょっと書いていきたいと思います。
※文体が、定まらないどころでは無いのは、大目にみてね。
リヴァプールとマンチェスターシティ 〜名将はサイクルをコントロールできるか?〜
まずプレミアリーグの2強リヴァプール、マンCの話題から入ろうと思います。まぁ、これから書いていく話題は両チームに限らない話ですがね。
それぞれプレミアリーグの舞台に初めて立ってから、クロップは6年目、ペップは5年目を迎えました。初期は適応に苦しんだ両監督もここ数年は常時勝ち点80をとる常勝軍団にチームを育て上げました。
しかし、リヴァプールだとワイナルドゥムの移籍の噂、マンCだと三賢者の一人であったダビド・シウバの退団。といった黄金期を支えたキーマンが徐々にいなくなっていって、チームは否が応でも変わっていくという、当たり前のことですが外から見ても感慨深くなります。
ファーガソンが提唱していた、いわゆる4年でサイクルは終わるで、という法則(10年代のレアルマドリーのような例外もある)に則ると、両チームはそろそろ期限が近づいてきていると思います。
もちろん、双方年齢が一時期のACミランのように高齢化している訳でも、某チェルシーのように3年も経ったら主力の跡形もいなくなっているようなフロントがいるようなチームではないのであんまり大きな話題になりません。
サイクルを回すという作業は一度チームを作り上げるのとは違う難しさのあるマネジメントです。いっちゃなんですが、ベンゲルは見事な長期政権でしたが、2000年代から後半は、リーグ優勝、及び、CLを取れるチームを作りあげることはできず。モウリーニョは15年以上欧州のトップシーンで名を馳せていますが、どのチームでも5年目には到達できていません。
クロップ、ペップ、ともに世界有数の偉大な監督であり、戦術面でも時代の最先端であり、世界のサッカーのブームを決めるような、例えるなら戦術ファッションリーダーと言えるような監督な訳です。
ですが、そんな名監督も、サイクルを回すということに関しては、経歴を見るにどうも苦手そうです。
まずはクロップの経歴。監督デビューチームであるマインツでは2年連続11位と躍進を果たしましたが、最終年には2部で監督を終えました。そして、ドルトムントではブンデス2連覇、チャンピオンズリーグ準優勝という華々しい結果を残しましたが、最終年は主力の流出が相次いだという厳しい自体ではありましたが、リーグ7位で辞任。
そして、ペップはバルセロナを5年で辞め、バイエルンでは3年 。と時たま語られるようなペップ自身に情熱がなくなる上に、4年以上だとペップのルールの多い戦術により選手も疲れ切り自由を求めるようになるという話しもあります。
まぁ、ここまで書いてきましたが結局今年も首位争いをするのをこの両チームのような気がします()
残り物のトップになる方法 〜TOP VIの意地〜
フットボールマネージャーでの’残り物のトップ’という表現いいですよね。現実でいうところのセビージャとかローマとかね。多分リーグ優勝しないけど毎年CLで見る感じ。
ということでここでは残り物のトップを目指すマンチェスターユナイテッド、チェルシー、アーセナル 、トッテナムについて書いていきます。
まずマンチェスターUから。ユナイテッドは右ウイング、もっと言えばサンチョが取れるか、ないし取れなかったときの代用確保ができるか次第だと思います。
グリーンウッドとマタ、本職は左のD・ジェームズでCLとプレミアを回せるかというと相当厳しいので、サンチョのような15ゴール15アシストを若くして残したスペシャルな選手をどうしても欲しい。サンチョが取れなくともアヤックスのネレス、降格したワトフォードのサールあたりをとって欲しい。あれぐらいの値段でフェラントーレス取れたらなー
詳しいところは19/20選手評のところで20/21展望を書くつもりなので、これぐらいで許してください。
トッテナムに関してはどうしても2年目のモウリーニョが不気味。トッテナムファン以外ではあんまりトッテナムが話題になってないけど、ケイン、ソン、デレアリ、ベルフワインの前線は怖い、怖すぎる。ハマったチームになってると前半戦首位に案外なってるかもしれない。
アーセナルはオーバメヤンの契約延長が成立した上で、さらに実力者のウィリアンやらCBの補強、そしてMFも一人取りそうと補強はいい感じ。コミュニティーシールドも獲得しポジティブな雰囲気のあるアーセナルですが、なんいっても若手の突き上げと監督のチームとしての洗練が磨かれていく怖さ。
最後にチェルシー。この夏の移籍市場の王者と言われるチームですが、案外歴史的な大型補強を加えたその年自体にビックタイトルを取ってるわけでは無いのですよね。
2009のレアルマドリードとか、2012,2017のPSG、2010,2015のマンCみたいな。黄金期の土壌を大型補強で整備するのが今までの傾向なので、チェルシーファンの方は気長に。巷で言われているような生え抜きの若手を起用する機会がなくなる感じはしない。
躍進のチーム予想?
トップシックス以外でポストシーズンを賑わせたのはエバートン。レアルマドリード からハメス・ロドリゲス。ナポリからアラン、そしてワトフォードからドゥクレと中盤の人員拡充。
もともと、リシャルリソンとかピックフォードなどのプレイヤーは粒揃い、今季は、いよいよビックシックスに食い込めるか!?みたいなことを毎年やって毎年EL外ということを繰り返していたチーム。モイモイ以降、年によって二流と一流の手前を行き来する感じだったが今季こそだよね。(毎年思ってる気がする)
数年前ですが、下田さんがサッカーキングの動画でバイエルンがレンタルでハメス・ロドリゲスを獲得したときに、彼はラテンアメリカへの影響力がありマーケティング的に有効な選手なのでバイエルンは流石の買い物だと仰ってたのを、思い出しました。
ワールドクラスの選手がアンチェロッティというワールドクラスの監督に率いられプレミアリーグを賑わす!となれば一番だよね。ファン的にも。
19/20躍進したレスター。いいチームでしたね、最後の最後まで善戦しました。ユナイテッドサポとしては超ビクビクでした。
チルウェルこそチェルシーに行ったけど、マディソンとかティーレマンスといったシーズン中に移籍が噂されてた選手は残留するくさいし、戦力的にはいい感じ。懸念点はせいぜい、ヴァーディ、シュマイケル、エヴァンス達といった主力の衰え具合。
でも、戦力の大きな流出はなし!今季も期待が持てるチームだ!とか雑誌で書かれてる躍進後の中堅チームほど、来年にはいつもの順位になってるのはあるあるよね。なので今季のシェーフィールドもそう予想してます。
結局サウジ に買収されんのかい!?ニューカッスルさんよぉ!どうせ移籍も動かねぇんだろ!と思ったら積極的にマーケットに乗り出しててびっくりしました。サウジ に売るギリギリまでチームの価値をあげようとしているのでしょうか?
ピエルサのリーズは、異例の注目度。昇格組なんで日本のサッカーファンの大半は知らないものなのに、昨年のシェーフィールドの躍進もあったからか、それとも影山さんのおかげなのかはわかりませんが、開幕前からちょっとした雰囲気がある。
移籍も積極的に乗り出し、バレンシアからロドリゴ、フライブルグからコッホといった強豪国の代表クラスをとりました。言わずもがなですが、ロドリゴは超いい選手なので注目してます。
順位予想
1 マンチェスターシティ
2 リヴァプール
3 トッテナム
4 マンチェスターU
5 チェルシー
6 エバートン
7 アーセナル
8 レスター
10 ウエストハム
11 バーンリー
12 シェーフィールド・U
13 クリスタスパレス
14 サウサンプトン
15 リーズ
16 ニューカッスル
17 アストンビィラ
18 ブライトン
19 WBA
20 フラム
ということでこれまでのことを踏まえた順位予想。十位以下は正直適当です。