20/21欧州サッカー選手名鑑のレビュー
今回は、近くのジュンク堂で扱っていた、エルゴラッソ・ナンバー・ワールドサッカーダイジェストの選手名鑑をレビューしていきます。
エルゴラッソ
フォーメーションのFIFA感にはクスッとしました。過去3年のスタメンが出るといってもFIFAのデータサイトのSoFIFAの時間を巻き戻せばいいと思い魅力に感じなかった。
炎上商法兼、現場へのリスペクトのない兼、15分の動画内でのダブルスタンダートの使用兼、いざ批判してた人の前にいくと下手にでるよね、でお馴染みレオ・ザ・フットボールです。のことが信用ができない私としては、名前が乗っている雑誌を購入するという手はなかった。
ただ、内藤さんやスペインのジャーナリストの木村さんが書かれた選手評は秀逸であった。他にも小澤さんの久保くんさんへのコラムは必読。監督の略歴やプレーヤーの所属歴が書いてあったのは素晴らしかった。
あとエルゴラッソ編集部独自の市場価格が載ってあったが、トランスファーマーケット見ればええやんと思った。信頼度的にも。あと独自のデータが載っていたが、いくらなんでもカバーニの数値が低かった。ブライスウェイトに大きくシュート能力で負けるとかいい加減にしてくれ。
ナンバー
まず、巻頭に戸田さんによる肉厚なコラム、現代戦術用語の基礎知識。その後に木崎さんのランゲニック派について書かれた文章がある。
リーグごとに展望や年間スケジュール、そして2個のコラム、珍しい審判紹介が載っている。マテウ・ラオスって本業体育教師なんやね。なんか納得。
ただの選手名鑑というよりは読み物としておもしろく、うっちーによる日本人活躍の秘訣まである。それに文字ばっかりが多い訳でもなく、グラフィックデザインも美しい。一枚開きのデ・ブライネは圧巻。
肝心の選手紹介もトップチーム全員のことが書いており、顔と名前が一致して安心。それに、ビッククラブは予想フォーメーションも予想の基本フォメとオプションとしてのフォメの二つあり、頭の整理がしやすい。ただ、グリーンウッドの適正ポジションはCFのみはあかんぞ。地味にユニフォームのデザインとオーナー評があるのは助かる。
ワールドサッカーダイジェスト
まず紙面の大きさがコンパクト。先述の二誌よりも一サイズ小さいので持ち運びやすそう。内容もコンパクトで余計なグラフィックはほぼない。選手紹介もブランドン・ウィリアムズのような期待の若手枠は一行のみの記述にすませるなどコンパクト。プロ野球の選手名鑑に近いと言えばイメージは掴めると思う。パブなんかでみんなでワイワイ見るときはおすすめ。契約年数や監督の略歴なんかも載っており十分楽しめる。お値段もちょっと安い。
結論
私はナンバーを買いました。選手名鑑の特徴として、未来になってこの年どんな書かれ方してたかなーと読み見返すときがあるときに、当時のユニフォームや磁性が照らされたコラムがあると楽しいだろうなと思ったのが一点。美しいグラフィックデザインなので手元に置いていたくなるのも非常によかった。正直選手を見るだけではネットで事足りる。本として手元に残しておきたくなるのは、ナンバーのような美しい本だと私は思った。
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