コラム 19/20シーズン マンチェスターユナイテッド選手評 FW編
あいさつ
さて、ゲッティイメージがブログ用であれば無料で使えると聞き、早速導入したdomidomiです。まさかね、天下のゲッティさんの画像がね。嬉しいです。
今回で選手評は最後です。
では改めて、選手評価の指標を紹介。
A チームMVPクラス
B チームで活躍した選手
C 期待を裏切らなかった
D よくないシーズンだった
E いない方がマシ
本編
ラッシュフォード (22) 83→84 A- 80M
(チェルシー戦のFK凄かったね)
https://www.youtube.com/watch?v=gnZgaBzVckA(公式のロナウドとの比較動画。4:35の2,1に注目)
プレミアリーグ17ゴール8アシストはアッパレ。でも負傷前の16試合で10ゴールの勢いからするとちょっと尻すぼみ気味。本当に負傷離脱前はリヴァプールやらチェルシーといった強豪から点をとっており、ユナイテッドの重たい背番号10にふさわしい選手だった。ということで、期待を込めて評価はA-
今季は主にLWで起用されており、CFのマルシャルとのは相性抜群。アシスト、得点を双方で絡みまくった。後半戦、グリーンウッドが右に入ってからは左から右への効果的なスルーパスも多くなっており、パサーとしての彼を来季はさらに観れるかもしれない。ただ、オフザボールの動きはあまり褒められたものではなく、改善が必要だと思う。
そして、彼の今季で一番センセーショナルな出来事といえば、コロナ禍での活動。
政府は新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)中、貧困家庭救済のために学校給食を継続していたが、学年の終わる7月で終了する予定だった。
これに対してラッシュフォード選手は15日、下院議員宛の公開書簡を発表。子どもの頃に無料給食に支えられたという自身の経験を交えながら、政府に方針の変更を訴えた。
この活動で英国からMBEを授与。本当に素晴らしいよね。大声で活動するだけでもいいけど、実際に国を動かした彼は全く立派。小学生用の偉人漫画の題材にした方がいいと思う。マジで。
ジェームズ (22) 72→77 B 16M
加入時は正直知らんかった。すまんかった。前半戦を支えたウェールズ人の快速ウイング。開幕戦から早速途中出場しユナイテッドでの初ゴールを挙げ、そこからコンスタントに出場。20試合で3ゴール6アシストの活躍を見せ、苦しい時期のウイング陣を支えた。右からラッシュフォードに合わせるクロスがお見事でした。
ただ、徐々に活躍は見られなくなっており、後半にグリーンウッドへポジションを奪われた。
マタ (32) 82→80 B- 7.5M
リーグ戦で出場二十試合以下だったのはなんとトップチームで起用されて以来初。誕生日にTwitterでチームメイトの若い頃の写真を載せるのはお馴染み。プレミアリーグ随一の人格者で慈善行為を行う彼でもアンチがいるとは。インターネットの海の広さを知りました。
積極的な裏抜け、味方を利用するパスを出せるし、守備でも走るタイプ。大好き。
チョン (20) 65→65 C 6.3M
本職は右ウイングなんやね。左でばっかり使われてたけど。とんでもないアフロが代名詞だったチョンくんも失恋したのか、いつの日かの冬バッサリ髪を切ってました。
スールシャールの信頼を得てコンスタントに試合に出続け、20/21シーズンはドイツの古豪ブレーメンへローン移籍など順調なキャリアを進めている。
グリーンウッド (19) 68→74 B+ 50M
まず、名前がいい。GREENWOOD、惹かれるよね。初期にツイッタラーの男神さんがご自身のユーチューブライブで緑木と省略されていたのが印象的。両足から繰り出される威力たっぷりのシュートは魅力。英国人のベン・名振りーさんも絶賛してました。
地味に市場価格はチーム5位。このまま成長して行くとファン・ペルシーをも超える無双っぷりがみれるかもしれない。クラブも期待を込めてギグスの背番号11を背負わせた。
ただ、ここにきて女性問題などが露呈。まぁそうだよね、19歳だもん。でもよ、ベンゼマとかイカルディとかさ。点取っちゃえばいいのよ。(ほどほどにしてね。)
マルシャル (24) 83→83 A 60M
背番号9をルカクから奪いご満悦。23ゴール12アシスト、シーズン通して一番計算の立つ選手であった。確かに粕谷さんがご指摘するように競り合うタイプでもないし、OB先生たちのいうようにザ・9番タイプということではない。ただ、単純なシュート精度はユナイテッドでいちばんうまい。
イガロ (31) 78→78 C+ 5.2M
ラッシュフォード の長期離脱が決定し、ユナイテッドはCFが不足。ということで、中国からこんにちは。
入団してすぐ、カップ戦で主に使われ、持ち前のフィジカルとテクニカルな足捌きで活躍。マルシャルは点は取れますが、ポストプレーやらの見方を生かすプレーはできないので、イガロさんの方が戦術の幅は広がるし、プレミアリーグでも順調にいけば出番はあるかな。なんて思っていたらコロナで中断。
そこからはほぼ出場機会はなく、プレーも凡庸に。上位互換のカバーニも取ってしまったので一月でおさらばが濃厚。ユナイテッドファンだったらしく、ベンチでも文句を言わないいいベテランだったので、わかっちゃいるけど少し悲しい。給料が高すぎなのよね。
サンチェス (31) 82→81 E 16M
なんだよこの記事!
キミィプロやろ!あれだけの高給もらっておいて舐めたこと抜かすなよ。と思ったけど、まぁプロフェッショナルの世界は大変よね。あの時のユナイテッドは南米の選手少なかったもんな。適応は難しいところだよね。。。と確認したらそんなことないやん。ロホ、ロメロさん、バレンシアさんがいるやん。周りのせいにするな、なんとかしろ。
さて、今季は年棒の大部分をユナイテッドが負担してインテルへローン移籍。結構献身的な動きをしたらしく、4ゴール10アシストを記録。ユナイテッドへ移籍金なしでインテルへ買い取られていきました。
こんなに出ていかせようとするあたり、スールシャールの言ってたところの「腐ったミカン」だったのかな。
将来のユナイテッドのFW陣
若手が躍動しているユナイテッドのWG、CF陣。カバーニ・マタのような理想的なベテランもいることだしバランスもいい。ただ、右ウイングだけ少し不安。チョンの成長に個人的には期待。