コラム 19/20シーズン マンチェスターユナイテッドプレイヤー評 MF編
あいさつ
さて、最近本をよく読み始めたdomidomiです。昔はよく読んでいたのですが、ここ2年あまりバタバタしていたので、ちょっと離れてました。暇になってきたので本を手に取って見識を広げようとしています。
では改めて、選手評価の指標を紹介。
A チームMVPクラス
B チームで活躍した選手
C 期待を裏切らなかった
D よくないシーズンだった
E いない方がマシ
本題
ポール・ポグバ (27) 88→87 B- 80M
おそらくユナイテッドの選手の中で一般知名度が一番高い選手。シーズン開幕前にはアディダスのプロモーションで初来日。
(六本木ヒルズアリーナであったみたい。Mー1の敗者復活戦のところ)
その会見で
「ただ、タイミング的にはそろそろ新しい場所、新しいチャレンジをするべきではないかと思う。みんなが噂するように、僕も色々考えているよ」
と、移籍志願とも取れる発言をおこなった。
噂では、同郷の英雄ジダンが欲しがっており、実際にレアル・マドリードからトレードも含めたオファーが届いたそうだが、ユナイテッドはオプションなしの2億ユーロを求め続け、移籍は成立しなかった。(今思うと、ハメスとウーデゴール、レギロン+金銭でオファーをまとめても良かったのかもしれない)
チェルシーとの開幕戦でさっそく2ボランチの一角として起用され、ラッシュフォードへの正確なロングフィードと新戦力ジェームズへお膳立てし、2アシストと幸先良いスタートを決め、クラブに取ってもポグバにとっても良いシーズンを送るに見えたが、そこからは故障に次ぐ故障。クラブも一時14位に落ち込むなど散々な結果であった。
本格復帰となったのは、コロナ中断明け初戦のスパーズ戦。後半60分頃から出場し、ダイアーの腕を食い込ませPK獲得。その後はスールシャール監督の「バテてるけど選手変えへんで!大作戦」によりほぼ全試合フル出場。怒涛の日程を故障明けでこなすというキッツイミッションをこなした。プレー面では、冬に加入したブルーノ・フェルナンデスとの共存にも成功し、ユナイテッドのすべりこみ三位に貢献した。
どうやら契約延長してそこそこの年齢まで、ユナイテッドに留まってくれそうなので活躍に期待したい。
最後に粕谷さんのポグバに対してのコラムを載せておきます。
エニャマ・マティッチ (32) 81→80 B 16M
前半はイマイチ精彩を欠き、冬にイタリア方面へ移籍するのではないかとの話もあったが、後半戦は三面六臂の活躍。
守備では利いた潰し、ビルドアップ時はCBの真ん中に降りてきてボールを散らした。ボールを不用意にこぼすこともなく、縦にサイドに効果的なパスを供給した。しかし、いかんせん足は遅くなっており、プレーエリアは狭まっているような気がする。
セルビア代表をこの夏に引退。国旗を背負うのはユーロまでという判断だったのでしょうか。
インスタでルカクがオレってかっこいいよな?みたいな話題のときマティッチが「黙れ」とコメントしたので、ポーカーフェイスな彼にもおちゃめ心があったのか!?とびっくりしました。
フレッジ (27) 79→80 B 17.5M
こんなに市場価値低いかなぁ。加入時の推定移籍金が57Mなのでとんでもない2年で急降下。
開幕四節まではベンチ外も、ポグバ、マティッチ、マティッチと時期は重ならなかったがマクトミネイまでもが離脱期間があり、結果的にはボランチ陣で唯一3000時間をピッチで過ごした。
プレー面では可動域の広さが目立った。小柄ながら無骨な守備でボールを刈り取る。
しかし、コロナ中断明けは、ポグバ、マティッチの復調により序列が下がり、スターティングメンバーに乗ったのはFAカップの二試合と開幕戦のスパーズ戦のみ。ファン・デ・ベークの加入によりさらにポジションを勝ち取るのは厳しくなっていくはず。期待したい。
スコット・マクトミネイ (23) 77→79 C+ 22.5M
私のお気に入り選手。ユースでは元々フォワードだったらしいが、徐々にポジションが下がっていき、今やボランチの選手と言うのは有名な話。期待の若手と言うにはちょっと年齢を重ねてきているが、ユナイテッドの戦力として数えられている。
ともに、ホームのアーセナル戦とマンチェスターシティ戦でゴールを決めるなど勝負強い。
シャーっと膝を滑らすゴールパフォーマンスはなかなか様になっている。それに。他の選手がゴールを決めたときに真っ先に飛び出し熱い気持ちをあらわにする。
https://www.youtube.com/watch?v=P3iPbN48fH8
上のURLはユナイテッド公式がだしたマクトミネイのプレー動画
アンドレアス・ペレイラ (24) 76→76 C- 16M
出てきてすぐに、頑張っちゃってイエロー貰っちゃうタイプの選手なので嫌いになれない。守備では懸命に走ってくれるが、いかんせんユナイテッドのスタメンの選手としてはクオリティが少し低い。
右に置かれれば縦への突破はないし、トップ下にしてはチャンスメイクもシュートの精度もイマイチ。十二月のスパーズ戦までは我慢強くスタメンで使われていたが、冬に加入したブルーノと覚醒したグリーンウッドに完全にポジションを奪われた形。
この夏、ラツィオに27Mの買取オプション付きでローン移籍。ダビド・シルバの代わりとして頑張って欲しい。
ブルーノ・フェルナンデス (26) 85→86 A 70M
救世主。夏にも獲得に近いたというニュースがちらほらあったが、マグワイヤ とワンビサカ、ジェームズに大金を注ぎ込みんだ結果か移籍はまとまらず。
その隙に、トッテナムがブルーノと個人合意に至ったが、スポルテンングとの要求額の開きは大きく、スパーズはターゲットをロチェルソに切り替えた。だそうです。
https://spurs.sc/archives/bruno-fernandes-says-he-agreed-deal-with-tottenham-but-sporting-blocked-move(引用:スパーズジャパンさんの記事)
ビッククラブへの移籍が破談になると、モチベーションが下がる選手もいるが、彼はそんなこともなくスポルティングで大暴れ。ELでのPSV相手の2ゴール2アシストを筆頭に、29試合で13ゴール13アシストの大活躍。
そして、冬、交渉がもつれたもののユナイテッドに加入。推定で55Mの基本移籍金+30Mのボーナスで合意した。
2月初頭にホームのウルブス戦でユナイテッドデビュー。その一戦で、今までのポグバ以外のプレーヤーには見られなかった創造性の高いパスや、力強いシュートを放ち、期待を抱かせるプレーを見せた。
ワトフォード戦でPKを独特なフォームで赤いシャツでの初得点を上げた後、グリーンウッドへのアシストを決めたワトフォード戦。鋭くニアへ蹴り込みピックフォードを打ち抜いたエバートン戦。などなどMOM級の活躍を毎試合見せた。
特筆したいのは、彼のプレースキックの精度。アウェーのチェルシー戦での大一番でCKでマグワイアの初ゴールをアシスト、シティー戦ではマルシャルへのサインプレーを決めるなどセットプレーでのユナイテッドのクオリティを一段あげた。
チャレンジングなパスを出すため、度々カットされるが、そのことを踏まえてもスーパーなプレーでユナイテッドを一人でCL圏に押し上げたと言っても過言ではない活躍ぶりで、ユナイテッドの年間最優秀賞であるマット・バズビー賞を納得の受賞でした。
ほんま、最高や!
ジェシー・リンガード (27) 82→78 D 17.5M
FIFAの数値が示すように、ガッカリのシーズンであった。17/18シーズンには2500分を超える出場時間で、モウリーニョの下13ゴール7アシストの大活躍を果たしていた。しかし、今季はプレミアリーグ22試合出場で、活躍がシーズン最後のレスター戦のダメ押しゴールのみ。
副業でアパレル会社を設立して、本業に支障が出たのではないかとに批判も出たが、実際は母親の鬱の看病と、若い弟と妹の世話をしなくてはならなかったらしく、リンガードのメンタル面を不安定にさせたのだということだったらしい。
代理人を現代の表裏比興の者ライオラ氏に変更したことで移籍を希望した、と噂され、再びモウリーニョとともにプレーするのでは?という情報も出たが、残留した。
https://www.youtube.com/watch?v=lL6f8dfE11s(公式が2年前に出したプレー集)
復活して欲しいな〜
アンヘル・ゴメス (20) 68→68 C 3.6M
ELで三試合スタメン、プレミアリーグでは二試合の途中出場と全く出番がなかったわけではないが、出場機会を求めてフリートランスファーに。チェルシー獲得の噂もあったが、フランスの名門リールへ移籍した。
ルーツをアンゴラに持つゴメスは、16歳と263日でのプレミアデビューなど期待を大いにかけられたプレーヤーであったが、そこから四年間でプレミアリーグでプレーしたのは46分のみと確かに首脳陣にアピールできなかった。
160cmと小さな体ながら落ち着いたボール運びとサイドチェンジ、決定機に繋がる浮き玉やスルーパスなどなど随所に光るプレーを見せており期待をかけているユナイテッドサポーターも多かったはず。
20/21はポルトガルのボアヴィスタへ移籍。開幕戦でさっそく三アシストを決めるなど出場時間は確保されている様子。活躍してもどうせユナイテッドはお金が有り余ってるし、ポグバみたいに買い戻していいでしょ。知らんけど。
将来のマンチェスターユナイテッドのMF陣
急にポグバがレアルマドリードは俺の夢。とか言い出したから困る。
「レアルマドリードで夢を叶えて欲しい」とは言えんよ。
さて、この夏にアヤックスから、ファン・デ・ベークが入団。正直レアルに行くと思ってた。バルベルデが覚醒したからか、それともコロナ禍でなかったら、ウーデゴールを呼び戻さずにベークにいってたのかしら。
結構守備で食らいついて、背後にスペースを開けてしまうらしいので、守備での可動域の広いフレッジとの相性がいいかもしれないなーとぼんやり考えている。一試合ぐらい試してみると思うので注目。
今季の目標は契約的にも脱マティッチかなと個人的には考えている。マクトミネイがもう少し守備面での強度、ボールを運ぶ能力が高まれば不動のスタメンも見えてくると思う。ユース育ちだし主力に定着してくれたら嬉しい。超嬉しい。
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